躁鬱病だった頃の話 その1

数年前、私は精神に異常をもたらしていた。全てを一記事で語るのは無理があるほどエピソードが多くあるので、気が向いた時に少しずつ投稿していきたいなと思う。(その気が向いた時とは、大抵の場合私が愚痴りたいなと思っている時であろう)

もともと、これは物心ついた頃からであろうか、私はメンタルが弱く、少し貶されただけで簡単に病んでしまうような弱い人間であった。これは甘やかされて育ったからとかそういう理由ではないし、むしろ私は両親には相当厳しく育てられた方だと思っている。まあ、とにかく私は生まれつきメンタルが弱いのだ。

そんなメンタルよわよわな人間なのに、幼稚園、小学校、中学校、高校と、行く先々でいじめられてきたのも私の面白いエピソードかもしれない。ここまで来ると、おそらく私に原因があるのだろう。まあ仕方ない。
いじめられる度に学校に行けなくなっていた。そんな中、私が縋ったのがSNSであった。傷を舐め合い、何とかして生きていくだけの元気を出す。親から見れば、私は「学校を休み、一日中スマホをいじるだけの不良児」としか見られていなかったであろう。
私の親は私を決して精神病院、メンタルクリニックにら行かせてくれなかった。理由は「職場で本物の鬱病を見てきた。お前はそんなんじゃない。」の一点張りであった。身体にまで支障をきたし、まともな日常生活を送れていない私は精神疾患など持っていなかったらしい。

まあつまり、私が躁鬱病を名乗っているのは自称である。診断書もない。こういう人って嫌われるよね。
それでも私が時々これを騙るのは、確固たる症状があったからだし、SNS上での躁鬱病の友人にも間違いないと言われたからである。だがやはり、まあ普段から私は病気であるだなんて言うつもりは無い。病気を持つ人にも、持たない人にも嫌な印象を持たれるからである。

だが……やはりこれは肩身が狭い。もう少し精神病院とか行きやすい環境にこの世界がなってくれればなと感じたものであった。